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エナメル質の病変から、さらに脱灰が進むと光学特性がもう一段変化する。この段階の脱灰病変は、歯が湿ったままでも目視できる。
湿潤状態で (i)う蝕による不透明性(白斑)、かつ/または(ii)う蝕によって褐色に変色し、自然な裂溝/くぼみよりも大きく、正常なエナメル質の臨床的所見とは異なる(注:乾燥した状態においても、病変部は依然として肉眼的に観察される)。
コード2病変の識別に、エアー乾燥は必要ないが、歯の表面の水分を除去すると、コード2病変(エナメル表面の破壊されていない)とコード3病変(限局的にエナメル質が破壊されている)を肉眼的に明瞭に識別することができる。
このコード解説は、「Detection, Assessment, Diagnosis and Monitoring of Caries」から日本ヘルスケア歯科学会が翻訳要約したものです。